リハビリテーション課

作業療法士

岩井 洋平

よりよい病院づくり

<プロフィール>
2004年 北都保健福祉専門学校 作業療法学科卒業
卒業後は苫小牧の精神科病院に勤務。精神科の作業療法を経験後、旭川の老健にて約9年経験後、
2017年くにもと病院に入職。

職員間の距離が近く、居心地が良い環境
入職して、劇的に生活が変わった

作業療法士を目指したきっかけは、高校卒業後の進学の際に「手に職を」と考え、リハビリの仕事を知ったことがきっかけです。専門学校に入ってからPTとOTの違いや、OTのカバー領域の広さ(高齢者、精神科、障害領域、児童)を知り、自分がどの分野に合っているかも模索しながら学んでいました。そんな学生時代、実習を経て患者さんとコミュニケーションをとることが好きなことに気づき始め、精神科向きなのかなと感じていました。
卒業後は一旦地元を出て働こうと思い、苫小牧の精神科病院に勤務し、精神科の作業療法を学ばせていただきました。その後旭川に戻り、老健で9年勤務しました。治療の場から、在宅への橋渡しが必要な患者さんのリハに取り組み、復帰後の生活環境を想定してのリハを学ばせてもらったと感じています。
その後、転職を考えていた時に、先輩から声をかけてもらい、当院に入職しました。
入職して感じたことは、職員間の距離が近く、ものすごく居心地が良いこと、また老健と比べて自分の時間が取りやすくなったことに驚きました。老健では毎日19時、20時といった残業が当たり前だった生活から、16時半終了の環境となり、劇的に生活が変わりました。子供と接する時間が増え、趣味のサッカーも行けるようになりました。

不完全だからこそ、考え、努力するやりがいがある

現在の仕事は、当院で治療しながらリハビリテーションを行い、家や施設に復帰するための支援を行っています。ただし、患者さんそれぞれのゴールに対し、患者さんの疾患や身体状態の制約から、完全には回復できないこともあります。不完全だからこそ、どのような工夫が必要かを考え、実践することにやりがいがあります。
例えば、乳がん末期で両下肢麻痺状態の患者さんに対し、どうリハビリをするかという事例がありました。
リハビリは、セラピストがリハビリの時間だけ実施するものではなく、入院生活の中で取り組み、院内で協力して行うことが必要です。この患者さんの場合、スライドボードを使って、移乗と起居の支援をしていこうとなり、実現しました。そこで病棟の看護師さんにも協力を呼びかけ、「私たちがどんなことも支援します、分からないことは移乗方法等指導します」と投げかけをしました。それが病棟の看護師さんに伝わりました。他部門と議論して、合致して、一緒にやっていこうという形ができた時、ものすごくうれしかったことを覚えています。残念ながらその患者さんは状態が悪化し、退院する前にお亡くなりになりました。でも亡くなる前に「先生が担当でよかったよ」と頂いた言葉が忘れられません。

話し合いを自然にできることが強み
患者さんの治療と生活に関心を持って接している人が多い職場

当院の強みは、リハビリ科の中でも、他職種との間でも、話し合いを自然にできることが強みだと思います。患者さんのために「こうしたい」という相談を、格式ばった場になる前に、日常の中で気兼ねなく話し合える、その関係性は強みだと思います。患者さんの治療と生活に関心を持って接している人が多いと思います。
私たち含め、それぞれが専門職とはいえ、治療や患者さんの生活支援を全部カバーすることはできません。他職種とチームとして支援し、チームで取り組むことを大事にしたいと思います。それぞれの職種の強みがあり、それが合致して、患者様への支援がうまくいく。リハビリの立場からは、もっと一歩踏み込んで、生活の中でのリハビリを実現したいと考えています。

新しい病院づくり、
それぞれの良さを出し切れる職場、雰囲気を作りたい

新しい病院を作っていくにあたり、リハビリテーション科はこれまでよりも大人数の体制になります。
現在5名の部署から15名くらいの部門になります。まだ見えないことも多い中、現在のくにもと病院の良さ、コミュニケーションの良さや多職種で協力できる関係を保ちながら、新病院づくりに取り組みたいと思います。
自分がこの病院に来た時も、ちょうどリハビリ課の体制を作っていこうという時期でした。自分自身がそうだったように、これから加わる方にも、それぞれの良さ、それぞれの意見、それぞれの強みを活かしてほしいと思います。出来上がった型にはめるのではなく、それぞれの良さを出し切れる職場、雰囲気を作りたい。
新病院づくりに向け、皆で一斉にスタートラインに立った状態です。そのため、新しい仲間と共に、力を合わせて当院らしいスタイルを築いて行きたいと思っています。是非お待ちしています!

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