院長

院長

安部 達也

地域から何が求められているか

<プロフィール>
1993年 旭川医科大学医学部を卒業後、医療法人恵佑会札幌病院で消化器外科を研修。
2004年 医療法人健康会くにもと病院 肛門外科診療部長として就任。
2016年 同 院長に就任。専門は肛門外科と排便障害。
2005年に日本初の便失禁専門外来を開設、2011年には排便障害外来を開設し、慢性便秘を中心とした排便障害全般の診療に注力。

<主な資格>
日本外科学会 認定医•専門医•指導医
日本消化器外科学会 専門医•指導医
日本大腸肛門病学会 専門医•指導医•評議員
日本消化器病学会 専門医
認知症サポート医
旭川医科大学臨床指導教授 など

くにもと病院は2つの特徴を持つ病院

くにもと病院は2つの特徴を持つ病院です。
一つは、肛門科の専門病院として全国でも有数の手術実績を持ち、先端医療に取り組む病院としての機能。肛門科の病院は地域に必須ですが、大学病院や総合病院に肛門科があることは稀で、旭川市および道北地域においてこの専門領域を担っています。
もう一つは、地域の高齢者等に対して地域医療を提供する病院としての機能。
旭川には5つの基幹病院が集中し、道北地域の急性期医療を担っていますが、基幹病院から退院後の受け皿が必要となります。当院ではこれら基幹病院から手術後の患者、認知症患者、寝たきりの患者さんなどを受入れ、リハビリと在宅復帰を支援する地域医療を提供しています。

現役世代~高齢者~後期高齢者と世代を通して患者を支える

当院の専門領域である肛門科の疾患は、働き盛りに多い痔核、高齢者に多い直腸脱など、ライフステージにおいて多く発生する疾患であり、なくてはならない診療科です。また高齢者においては排泄障害や認知症に伴う疾患も多発します。
当院では、全国に先駆けて2005年に排便便失禁外来、排便障害外来を開設しました。実はこれらの疾患は、働き盛りに多い痔疾患と、高齢者の慢性疾患や認知症との間にあり、連続性をもってとらえる必要があります。
過去においては、肛門科は若い方の痔疾患が多くを占めていましたが、生活環境の変化(ウオシュレットの普及や、肉体労働でトイレに行けないような労働環境が減少した結果)により若年層の痔疾患は減少し、現在では高年齢層の排便障害が増加しています。そして高齢化とともに、後期高齢者の認知症、寝たきり、がんのターミナルケアの受け入れが徐々に増加しています。
当院でも現在の患者構成は、肛門科が1/3、がん治療(化学療法,緩和治療)が1/3、高齢者(誤嚥性肺炎や認知症等)が1/3くらいの構成となっており、肛門科・消化器科を軸としながら、現役世代~高齢者~後期高齢者と世代を通して患者を受け入れています。

「地域から何が求められているか」
在宅復帰を支える機能をより充実させていく

新しい病院づくりにおいて、まず考えるべきことは「地域から何が求められるか」であると考えます。基幹病院が多数あるこの旭川エリアで、在宅への復帰を誰が診るのか、誰が支えるのか。
それを考えると、コンセプトは変わりません。これまで私たちがくにもと病院、および在宅医療・介護施設含めた「くにもとメディカルグループ」として目指してきたことは、まさしく地域包括ケアのネットワークづくりであり、この方向性は変わりません。これを進める上で、地域包括ケア病棟、療養病棟がより充実し、グループの在宅医療・看護・介護の機能を含め、環境がより良くなります。
今後は、高齢者の排泄の悩みに包括的に対応できるように,これまでの排便支援に加えて排尿ケアチームを育成し,より一層機能を強化していきたいと考えています。また、認知症サポート医(現在2名)が中心となって,高齢者の在宅復帰を支援します.具体的には,理学・作業療法士の増員や訓練設備の拡張によってリハビリテーション機能を充実させます。さらに高齢者の嚥下機能の回復に一層注力して,摂食機能の維持や誤嚥性肺炎の予防に努めます.

新しい病院づくりにおいて、地域医療を支える上で、病棟管理と在宅復帰を支える内科系の先生、総合診療の先生の活躍が期待されています。
専門や経験・資格は問いません。地域のために働きたいお気持ちの先生はぜひお越しください。
地域の高齢者、がんのターミナルケア、訪問診療や総合診療に興味がある先生、内科だけでなく外科から転科の先生も歓迎いたします。ぜひ、お待ちしております。

TOP
TOP